I T 革命により ネット社会 となって、情報機器パソコン スマホなどが使用される時代なので、手書き文字は 下手でもわかればよい、読めればよいなどと思い違いをしたり、自分自身の人間としての人格・品位を放棄して、ひどい悪筆、くせ字・下手な字・下品な字をそのまま平気で書いて、手書きの文字を 美しく書こうとする努力を怠る人が増えています。しかし、それでは 絶対にダメで、美しい字を書くということは、
奈良・平安の昔から日本の伝統文化です。
書く文字は、書いたその人の全てが現れます。ですから書かれた文字を見るとその人の価値判断ができるのです。
言葉は命です、文字は心です、文章は精神です。
情報機器は手書き文字とは異なる使い方として発生したもので、eメール等での機能的な便利さは大いに活用すべきですが、それは人間が手で、心で書いて伝える
「書き言葉」での発信とは全く別のものです。
ネット社会になっても、人間にとって最も大切なことは、
美しい心 と 高い精神、そして
礼 と 品性 で.それが変わることがあってはなりません。
教育の最終目標は、品性の確立です。ぜひ
心ある美しい品位のある
手書き文字を書くことに努めてください。
東京教育学院 書法院 指導部